竹の朝露

　今朝、いつものように優輝達と坂を下っていると前方にＳちゃん達4人が登校する集団が・・・。

最近、ｓちゃんの家の近くに引っ越しした子達と一緒だった。私は、優輝を送っていった後に何度もその様子は見ていたから、知っていたのだが,優輝がそんな様子を見るのは初めてだった。

そして、「なんで、今日はいっぱい行きよっと？」と優輝がいうと同時に、その子達追いつこうと、猛ダッシュ!

もう電動車いすでは、追いつけない。

まもなく、優輝達が追いつき、どんな話をするのかと、耳をそば立てていると、

優輝に気がついた子が、

「あ！優輝と、ｈくんだ。おっせ(遅い)！」

いきなりの返り討ちに遭っていたようで、思わず一人で笑ってしまった。

こういうことも、きっと楽しいんだろうなぁ・・

優輝達はその集団に加わって、登校していった。

家に帰ってきて、栗の花の写真を撮っていると、後ろで何か、キラキラしている。見るとひょんな所から生えている若い竹に大きな朝露がいっぱいついていて、それが光っていたのだ。,写真に一生懸命納めようとしたが、虹色に輝いているのは写らなかった。難しい・・・